私たちの体では毎日3000億個もの細胞が新たに誕生しています。しかし体にどんどん細胞がたまってしまうことはありません。生まれる数と同じだけの数の細胞が日々死んでいるからです。
細胞の死にはいろんなパターンがあります。寿命を迎えて死ぬ細胞、他の細胞に殺される細胞、中には自殺する細胞もいます。
これらの細胞死は、細胞の社会である体の健康を支えていて、細胞死が不足したり過剰になると癌や免疫疾患などの病気がおこります。
この細胞死のしくみと役割を探っていきます。